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敵の広告をそっくり真似る——ベリー団体が仕掛けた「見慣れた形」の逆用

話題になる広告に、ゼロからの奇抜なアイデアはいらない。「見慣れた形」を借りて、中身だけをずらす——それだけで、無名のプレイヤーでも二度見される。2026年7月、英国のある業界団体が実践したこの手法を紹介する。

英国のベリー生産者団体が2026年7月、ユニークな屋外広告を展開した。バス停やビルボードなど、ふだんジャンクフード(ハンバーガーやフライドチキン)の広告が並ぶ場所に、その構図やトーンをそっくり真似た広告を掲出。ただし主役の食べ物は、すべてイチゴやブルーベリーに差し替えられていた。狙いは、屋外広告に対する健康上の規制議論を喚起すること。「親の91%が、通学路で子どもがジャンクフード広告に接している」という自団体の調査を添えることで、単なるパロディを政策提言へと押し上げた。

なぜ効いたか

人は「見慣れた広告」の記憶を持っている。その記憶を逆手に取り、形だけそっくりに、中身だけ正反対にする。この「見慣れた形×正反対の中身」のギャップが、通行人の足を止め、写真を撮らせ、報道を呼んだ。ゼロから目立とうとするより、既にある強い記憶に相乗りするほうが、無名の団体には効率がいい。

中小企業ならこう使う

たとえば建設・現場系企業の採用広報。大手求人媒体にありがちな“キラキラしたテンプレ広告”の構図を、あえてそっくり真似る。そして中身だけを、現場の汗や本音の言葉に差し替える。見慣れた形だからこそ、中身のギャップが際立ち、「これは違うぞ」と刺さる。敵や業界大手が使うフォーマット(掲出面・構図・キャッチの型)は、そのまま自社の武器に転用できる。

「うちの業界なら、どの“型”を借りられるか」——ASTERは数百本の事例から転用可能な構造をストックし、貴社の商材・採用課題に翻訳して企画に落とし込みます。お気軽にお問い合わせください。

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